小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVIII 出演者&チケット情報発表
2022年3月に京都・東京・横須賀で開催の「小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVIII」出演者とチケット情報が決定致しました。
新型コロナウイルスの影響により、実に3年ぶりの公演となる小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト。演目は、ロームシアター京都がリニューアルオープンした2016年にも公演し、大好評を博したヨハン・シュトラウスII世による喜歌劇「こうもり」です。暗い時代の空気を一掃するような、明るくて軽快なオペレッタの名作をお届けいたします。
指揮を務めるのは、サイトウ・キネン・オーケストラを過去4回に渡り指揮した経験を持ち、小澤征爾塾長からの信頼も厚いベネズエラ出身のディエゴ・マテウス。マテウス自身も、若手音楽家の育成機関である「エル・システマ」の出身であることから、小澤塾長が2000年から続けてきた小澤征爾音楽塾の理念に深く共感しており、「初めて音楽塾に参加できることをとても楽しみにしています」とコメントを寄せています。これまでベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン国立歌劇場、リセウ大劇場(バルセロナ)、フェニーチェ歌劇場(ヴェネチア)などのオペラハウスで指揮をするマテウスですが、日本でオペラ作品の指揮をするのは今回が初めてとなります。
オーディションで選ばれた10代~20代の音楽家が集まる小澤征爾音楽塾オーケストラをマテウスと共に鍛えあげるのは、サイトウ・キネン・オーケストラ等国内外の第一線で活躍する音楽家たち。小澤塾長と共に、これからの音楽界を担っていくであろう若い演奏家を熱く指導します。
2016年の公演時に、アイゼンシュタインを軽妙に演じて大きな拍手を受けたアドリアン・エレートを再び主役に迎え、ロザリンデにメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、英国ロイヤル・オペラ・ハウス、サンフランシスコ・オペラなどで活躍するエリー・ディーン、アデーレにアナ・クリスティー、オルロフスキー公にエミリー・フォンズという実力派たちが出演。また、小澤征爾と親交の深いジャン=ポール・フーシェクールやデール・トラヴィスが脇を固め、華やかな舞台を作り上げます。
第3幕に登場する看守 フロッシュ役を演じるのは、日本の演劇界が誇る俳優 イッセー尾形。小澤塾長は、当時大学生だった娘の征良(現在、小澤征爾音楽塾アシスティング・ディレクター)と一緒にイッセー尾形さんの一人芝居を観劇して以来の大ファンで、その後、サン=サーンス「動物の謝肉祭」のナレーションを依頼し共演したことから親交が続いており、満を持してのご出演となりました。
演出は、音楽塾の初年度から制作に携わっており、最近まで25年にわたりメトロポリタン歌劇場で首席演出家を務めたデイヴィッド・ニース。
制作拠点ともなる京都市をはじめ、東京と横須賀の3都市で開催。ロームシアター京都では、京都の小学生を対象とする「子どものためのオペラ」公演(入場無料・一般公開なし)も開催いたします。チケット発売は、2022年1月22日(土)。U25チケットも発売いたします。
公演、チケット発売の詳細については「公演情報」ページをご覧下さい。