「カルメン」千秋楽に万雷の拍手! カーテンコールには小澤征爾塾長も
本日3月24日(日)、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVII ビゼー:歌劇「カルメン」は、東京文化会館にて、4回目/千秋楽の本公演を行いました。
横須賀公演に続き、塾長を務める小澤征爾降板のニュースが流れる中でしたが、完売御礼公演にご来場頂いたお客様は、冒頭から公演に集中し、歌終わりや幕間でも大きな拍手を頂くと共に、カルメンとドン・ホセの悲恋に幕が下りると、割れんばかりの拍手が巻き起こり、出演者たちは大きな笑顔でカーテンコールに応えました。
2回目のカーテンコールには小澤征爾塾長も加わり、ご来場頂いたお客様に感謝を表すとともに、本公演を創り上げたすべての出演者・スタッフに拍手を送りました。
カルメンを演じるために生まれてきたかのような主役、サンドラ・ピクス・エディ。ひときわ通る声量と、4幕で見せる悲痛な歌声に多くの観客の涙を誘ったチャド・シェルトン。一途にドン・ホセを想い、誰よりも芯の強い女性ミカエラを演じたケイトリン・リンチ。大衆を引き付けるカリスマ的闘牛士で、「闘牛士の唄」を朗々と歌い上げたエドワード・パークス。
若手オーケストラが、世界で活躍する歌手たちをステージに迎え、一流のスタッフたちと共にオペラ公演を創り上げるのが、小澤征爾音楽塾の意義であり、世界でも稀な教育プロジェクトである理由です。今年も60名余りのアジア各国から集まった若手演奏家たちが、小澤をはじめとする講師たちの熱い指導を受け、普段ではなかなか体験することができないオペラを演奏し、高いレベルの作品を創り上げることができました。
来年は、J.シュトラウスII世:喜歌劇「こうもり」を公演致します。
東京公演にご来場頂いた皆様、どうもありがとうございました。来年またお会いできるのを楽しみにしています!