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2019.03.07

ロームシアター京都にてオーケストラ付き舞台稽古開始! 塾長も京都入り

3月15日(金)・17日(日)・21日(木/祝)・24日(日)に一般公演を行う、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVII「カルメン」。2月中旬から、都内と京都で行われていたリハーサルが、本日より制作拠点のロームシアター京都にて、オーケストラと歌手による合同リハーサルが始まりました。
 15時から行われた初めてのオーケストラ付き舞台稽古には、塾長/音楽監督の小澤征爾も参加。多くのオーケストラ奏者にとって、”歌手の声を聴きながら演奏する”というオペラを体験するのは初体験。リハーサルの冒頭、小澤塾長は「歌うたいの声を聞く事! Listen!」と大きな声で指示。情熱的な「カルメン」の始まりを告げる序曲を指揮し、細かく指示を出しました。
 その後、一緒に指揮を務めるクリスティアン・アルミンクが指揮台へ。サンドラ・ピクス・エディが演じる主役カルメンの最初の見せ場『ハバネラ』の場面になると、小澤塾長は講師の原田貞夫先生と共に、大事なイントロを務めるチェロを徹底的に指導。「体を使って弾く感覚を味わうため、イスから立って弾いてみて」といった指示の後、「歌手がどう歌ってるのかを見るのが大切だ。みんな後ろを向いて!」とチェリスト全員を立たせ、ステージ側を向かせた塾長。塾生はサンドラが感情豊かに歌う姿を実際に見て、「この感情を音に乗せて」という指導をつかもうとしました。
 1年ぶりの京都入りとなった小澤塾長のもとには、門川大作京都市長もご挨拶にお越しくださり、公演の成功を祈りました。

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